Le Journal De Mademoiselle

大学三年。 フランス・ディジョンへ留学します。 主に留学のこと、、、 おなかすいた

討論

「フランス人は討論が好き」

 

大学に入ってフランスの話を聞くうちに得たステレオタイプの一つ。

 

実際どうなんだろうって思ってました。

 

ある日、寮のWi-Fiが一番つながるスポットの近くの階段に座ってケータイをいじっていたらフランス人の友達に話しかけられ

「あなた日本でフランス文学勉強してたんだよね?私英文学勉強しているから文学について討論したら絶対楽しいと思うの!」

って興奮気味に言われ、次の週末にpetit文学討論会が開かれることになってしまいました。

そう、フランス人はやっぱりDiscuterがすきなのです

 

正直言って、フランス文学科だけど文学に精通しているわけでもなければ語り合えるほどの語学力もない。。。ってことで一週間ずっと不安に思っていました。(笑)

 

そして昨日頑張ってきました!

でも、私の大大大好きな l'ecume des jours やその映画、監督のミシェルゴンドリーなど私の趣味の範囲で収まってくれたからよかった、、、

 

バルザックは~、とか言われても読んだことないから...

 

あと、私がフランスに来る前にとっていた授業で翻訳について勉強して、私的にはそれはすごい面白いことだと思っていたので、

本の和訳や仏訳で出版されているものは絶対その国の人が読むようには読めない。それは言葉は文化を反映するから。けど、翻訳っていうのは言い回しを変えてその国の人が理解しやすくすることが大事なんじゃないの

ってことを伝えてみました。

そしたら言葉、翻訳についてすごく興味を持ってくれてそれについていろいろ語ってくれました。

自分の考えを友達にちゃんと伝えられることって大事だな。

 

そこでその子が授業で知ったという、日本語にはあってフランス語にはない言葉を教えてくれました。

・恋の予感

・わびさび

・教育ママ

積読

・あわれ

だそう。わびさび、あわれは分かるとして他はどこから仕入れてきたんだww

 

しかも全部意味を説明しなくちゃいけなくて。恋の予感なんて真剣に意味説明するの少し恥ずかしかった。笑

 

そのあと日本語のことをすこし教えてあげて気づいたこと。

 それは漢字って美しいなってこと。

「言葉」っていう言葉は言の葉なんだよって言ったら中々理解してもらえなかったけど、日本人は小さい時から一つ一つの文字に意味を感じながら話してるんだって気づきました。

言霊ってそういう日本語の言葉の力もひっくるめたことなのかな。でも、そういうこと説明するのは難しい。日本語をもっと勉強したら自分で気づくはず。

でもそれは逆に私にも当てはまるはずです。もっとフランスの文化、人を観察して言葉に寄り添えばたくさん気づけることがあるんだろうな。